師走になりましたね。
すでに昨日の晩から弟子身分の私は飛ばしています(笑)
という冗談はさておき、今日はひとつだけお伝えします。
それは、一冊の書籍。
西田亮介著『エモさと報道』(ゲンロン)
すでに読まれた方はいますか?
メルマガのタイトル通り、私は読了していません。
これは良い本!!!と興奮すると、読み終わる前から人に触れ回りたくなる性分。
(村上春樹の「街とその不確かな壁」とか。)
https://www.instagram.com/p/CrpK-loJJ1a/
まだ半分ぐらいなので、読書中感想文です……
「エモい記事」が昨年、朝日新聞で話題になっていたのはなんとなく知っていました。
↓その「エモい記事」いりますか 苦悩する新聞への苦言と変化への提言(2024年3月29日)
https://www.asahi.com/articles/ASS3W319WS3WULLI003M.html
その真意を解いたのが本著です。
で、エモい記事って何?
私はここ最近、新聞の山を前にして「新聞文化」を残す術(すべ)はないかな?
と、毎日毎日、結構本気で考えています。
・「新聞部屋」を作って無料公開するのはどうかな?
・そのために適当な物件はないかな?
・遠い親戚が私に適当な土地を相続してくれないかな。
とか。
なぜって、新聞を購読している人に最近ほぼ出会えず、危機感を感じているからです。
新聞愛好者の一人としては、読んでほしいじゃないですか!
『エモさと報道』の著者も、メディアの役割として新聞の価値・役割を理解しているからこそ、現況を鑑みてエモいよりエビデンスだと訴えているのです。
ところで、「エモい記事」を本著では「ナラティブ」と連呼していますが、気取った感じで意味が分からない。
西田氏の新聞記事から抜粋すると
「お涙ちょうだいの日常描写ものの記事のことである。朝日新聞だけではない。他の全国紙でも共通の現象だ。」
みなさんは、どう思いますか?
「知的であれ」はもう通じない
新聞ほど世の中の「大きなこと」から「小さなこと」までざっと網羅できる”公益性の高いメディア”はないのにその価値にいよいよ気付け!と私がどれだけ叫んだとて響かない。
民業で新聞経営は維持できるのだろうか?の言葉にハッとしました。
俄かに感じていたことだから。
日本経済新聞」だけが経営の成功例で、”電子版”を取っているかがエリート層を分ける目安になっているのだとか。
(悲しいかな。私は電子版でなく紙……エリートに手が届かない笑)
ところで本著の構成は至ってシンプル。
章立ては、「提言」「反響」「総括」の全3章です。
疾走感のある文章を前に私は立ち尽くす。
メディアについての至極真っ当な提言に痺れている。
西田氏がむしろメディアの未来を牽引しているとさえ感じています。
是非是非、本を片手に誰かと語り合いたい(気がする)。
早く、続きを読みたいのでこの辺で!というかもう夜更けーーー
(お涙ちょうだい)
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
PRプロデューサー 藤田智子
↑毎週月曜日配信の「広報PRレター」登録はこちらから
・PRしたいけれど何から始めたらよいか
・メディア向けのネタが自分にあるのか
・こんなことはプレスリリースにできるのか?
などの個別のご相談は「体験セッション」をご利用ください