新聞を読まない5日間を過ごしてみたら……/広報PRレターvol.272

私は今、マレーシアに来ています。

マレーシアは4度目。


今回は、妹のマレーシア人の夫ジョンの故郷を訪ねる旅です。



妹親子、母、私と子どもたち、そして友人夫婦の総勢9名!
みんなでジョンを偲びながら(2年前に亡くなりました)ゆかりの場所を訪ねていました。

マレーシア在住のジョンの友人ら(奥6名)と食事



今日は観光もしましたが、お盆明けということで
仕事のやりとりをしたり、オンラインで打ち合わせをしたり。


明日(8/18)は早朝に出発し、深夜の日本に到着予定です。

世の中で何が起きているのか分からない

13日に日本を発ってから5日間、新聞を一度も読んでいません。


テレビのニュースも見ていないので、
日本はおろか、世界で何が起きているのか分かりません。


知っているのは、
SNSでつながっている方々の日常くらい。


なかなか不思議な状態です。



出発した13日、千葉で大雨になっていることは知っていました。

ただ、その後、大きな被害が出た「らしい」と知ったのは、
仕事のメールでのやりとりからでした。
(しかもCCの立場です)



世の中の出来事をすべてウォッチする必要はないと思いますし、
知らなくても困らないニュースもたくさんあります。


でも、社会の中で生きている以上、
最低限知っておきたい事実や情勢はあるものです。

それを知らないまま発信したり、誰かと話したりすることで
意図せず、配慮に欠けた言動をしてしまうことがあるかもしれませんから。



情報を得るのは、
「物を知るため」だけではないと改めて感じています。

地域のニュースは、誰が伝える?

8月13日付の朝日新聞の一面記事
「消える地方紙 守る豪政府」を御覧になりましたか?

地方紙の厳しい状況と
巨大IT企業との関係についての話題です。



新聞の購読者が減る一方で、
新聞社のニュースはWeb上でも読まれています。


それなのに
十分な対価が新聞社に還元されていない
という課題が指摘されていました。



印象に残ったのは、


私たちが知りたいニュースは、
アメリカのトランプ大統領の言動ではないということ。



もちろん、国勢を左右することかもしれませんが、

  • 自分の住むまちで何が起きたのか
  • 行政が何を決めたのか
  • 近くの学校や会社で何が始まったのか


人の暮らしに直結することを
私たちはちゃんと知る必要があるのです。


誰が発信したのか出所の分からないSNSだけでは、危ういです。


(そういった意味で”噂”を扱った小説『ファイア・ドーム』は秀逸でした)

↓朝日新聞の記事はこちらです

300の地方紙が消えた豪州 ニュース砂漠生むIT大手に政府が対抗:朝日新聞

 日本の約20倍の国土があり、地方メディアが地域の住民の知る権利を支えてきたオーストラリアで、地方紙の廃刊が相次いでいる。最近約20年で300紙近くが姿を消した。理由…

新聞だけの問題ではない

広報PRの仕事をする私にとっても
地方紙の衰退は、他人事ではありません。


全国ニュースでなくても
地域にとって意味のある企業・団体の取り組みはたくさんあります。


新商品や新サービスだけでなく、
事業承継、採用、地域貢献、他機関との連携、長年続けてきた試みetc…



企業側がどれだけ発信しても
そこに価値を感じ、取材し、
地域に届けるメディアがなくなれば広報のあり方も変わります。



そして、日本の場合はもう一つ!



以前、このメルマガでも書きましたが、「新聞販売店」も危機的な状況です。


私自身、「宅配」という仕組みは、すごいシステムだと思っています。
Amazonより前から翌朝に配送しています。


このシステムも絶滅する前に手を打たなければならないと真に思います。




ということで、
帰国したら新聞の大きな山が待っています(笑)



この6日間に、社会で、地元で、何が起きていたのか
浦島太郎の状態から復帰したいと思います。


みなさんの社会を知る、信頼のおける情報源は何ですか?





-今回も読んでいただきありがとうございました!
また来週も、現場で考えたことをそのままお届けします。

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