ひとりの時間とみんなの時間と

前職を退職し、
在宅でPRの仕事を始めて8ヶ月が経った。

    
5人家族だが、平日の昼間は一人。

仕事中はラジオも音楽も聴かない。


おそらく、独り言はないはずなので
「静かな生活」を送る。
  

夕方になると、続々と子どもたちが帰宅し、
一気に「騒々しい暮らし」に変容する。

まさに静と動。

それでいい。それがいい。

子どもの頃を思い返すと、
私は、大人にとって騒々しい存在だった。


保育園の先生に

「ともちゃんは途中で理解できるけど、
ほかの子は話を最後まで聞かないと分からないから
話は最後まで聞こうね」

と、お便りでこう諭されたことがあった。


どんな立ち振る舞いをしていたのかは記憶にない。
しかし、子どもながらにショッキングな出来事であった。

   


一人の私を、誰も知らない。




    
4人姉妹の長女だが、子どもの頃を思い返すと
一人で過ごした時間ばかりが回想される。

   
   
同じレシピのクッキーを繰り返し焼いたり、
ハチャットリアンの「剣の舞」のテンポにはまって
カセットテープを何度も聴いたり、そんな情景を思い出す。

    
ある時は、緑色のクレヨンの鮮やかさに気づき、
画用紙に一心に塗りたくっていたこともあった。

     
小学生に上がる直前、妹(三女)が誕生した。
嬉しさのあまり、家中のあちこちにこっそりと、
赤ちゃんの名前をチョークで書いた。

   
   
これらの記憶は、すべて一人。
無音の時間だ。

   
多くの時間を一人でひっそりと過ごしても
親の目に映る私は、賑やかな存在だった。

  
学校や学童の宿泊行事から帰宅する度に、
「智子がいないと静かだったわ」
と、耳にタコができるほど言われた。

  
成長するにつれて、
静と動の相反する性質を
きっちりと持ち合わせている自分を認識した。
 

飲み会の雰囲気は嫌いじゃないし(むしろ好き)、
飲まなくても酔えるタイプだ(飲むけどね!)。

そして、ひとりで過ごすことも十分に楽しい。

   
というより、
ひとり時間がないといけない。


ひとりの陰気な時間があってこそ、
わちゃわちゃした陽気な雰囲気が存分に楽しめる。
     




あなたの一人の姿は、どんな感じなのだろう。

   
どれもこれも‟最後まで話を聞かない″かもしれないが……
お茶会もするし、PR無料相談もやっています笑
    
   

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