屋号・商号のつけ方~こだわりのないこだわり~

屋号・商号のつけ方~こだわりのないこだわり~

日本の屋号について

   

「屋号」とは、

民俗学の視点でみると

その”家”を表す名前のこと。

 

地域コミュニティ内での

属人的でない

”あだな”である。

 

だから

店を構えていなくても

屋号は存在した。

 

例えば、

うちの祖父母の家は

「かしや(菓子屋)」だった。

  

祖父母の時代まで専業の農家。

 

祖先が農作業の片手間に

”サツマイモを砂糖でまぶしたもの”を

販売していた時期があったことが由来のようだ。

 

祖父母は、

近所の噂話を姓でも名でもなく

屋号で呼び話していたものだ。

  

大河ドラマ「青天を衝け」でも

「中の家(なかんち)」「東の家(ひがしんち)」など、

商売と関係ない名称の屋号が登場している。

    

地方であると

同じ苗字の家も多い。

   

屋号とは

もともと家をあらわすための

”記号”のようなものである。

   

とはいえ、

現代の屋号・商号は

ビジネスをする上で不可欠なもの。

 

個人事業主だと「屋号」として開業届に記す。
(なくても良い)

   

法人だと「商号」として登記する。

   

「fujitomo-PR」の名称は、

屋号でも商号でも通した。

   

こだわりのない、こだわりを記す。

   

モリス商会に憧れて

大学4回生のとき、

「西洋美術史」を大学で履修した。

 

私は日本史専攻。

しかも古代史だったので全く知らない世界。

 

ただ、アカデミックな視点で

美術の世界の奥深さと広がりを知り

とても興奮した。

  

特に、芸術家ウィリアム・モリスの

存在とビジネス展開に憧れた。

 

今でも”モリス・デザイン”として

日本では、壁紙やカーテンなどで人気が高い。

  

私が着目したのは、

デザインもさることながら

モリスの屋号(商号)。

 

モリスは、

「モリス商会」を設立し、

活動を広げていった。

(英語名は当時から知らない) 

  

カッコイイ……

   

そのとき私は、

いつか店を出すなら

「〇〇商会」にしようと決めた。

 

ただ、

「藤田商会」、「フジタ商会」では

昭和の薫りがプンプンと漂う。

  

良い案が見つからず

「商会」の利用は今回、潔く諦めた。

   

ビジョンが記号か

 

お察しのとおり、

(お察しされていないという認識もある)

私は”恥ずかしがり屋”。

 

屋号に想いを込め、

オープンにすることは

心底、恥ずかしい。

  

しかも、

そんなに”想いがない”という噂も。

  

内省気質であるが、

一方で、形や図像など

あえて直感的なものも好む。

  

さらに、”江戸”好き。

  

名前を省略することへの

なんとなはしの憧れがある。

  

例えば、

TSUTAYAの創始者「蔦屋重三郎」。

   

もともとは、

江戸の版元(出版社)である。

   

仲間内からは

「蔦重(つたじゅう)」と呼ばれていた。

 

”蔦屋”自体が屋号ではあるが、  

省略された呼び名が

これまたカッコイイ……。

  

ゆかりせんべいで有名な

「坂角総本舖」は、

創業者”坂角次郎”の略。

   

また、

かつお節の「ヤマキ」は

”入山”という従来の屋号の”山”

”城戸商店”の”キ”をつけて「山城(やまき)」。

 

KISSMEブランドの化粧品メーカー「伊勢半」は、

伊勢屋半右衛門を略したもの。

 

どれもビジョンはない。

 

記号である。

 

そんな場当たり的な名づけが

とても心地いい。

 

そこに歴史を吹き込み、

着色するのだ。

 

合同会社fujitomo-PRへの道のり

  

「fujitomo-PR」は

藤田智子という人名を略し、

仕事内容が分かるようPRをつけたもの。

 

”ふじとも”が

あだ名であったわけでなない。

 

いや、唯一ひとりだけ。

  

だから彼女の存在なくしては

fujitomo-PRは生まれなかった。

    

ローマ字表記としたのは、

丸みを帯びたアルファベットの並びが

「いいな」と感じたから。

   

これが自動車関連のビジネスだったら、

おそらく「fujitomo-motors」

とつけたに違いない。

 

2020年6月にホームページを作るにあたっての

一次的な名称でもあった。

 

だからもし法人化するなら

改めてじっくり考えるつもりだった。

 

現実は、

特に深く考えることもなく

「合同会社fujitomo-PR」に移行した。

 

屋号・商号を考えてみよう!

 

さて、

あなたはビジョン派?

それとも、記号派?

 

どちらでもいい。

   

名付けることは

世の中に誕生するということ。

   

想像するだけでも

ワクワクする行為!

  

   

  

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