遅まきながら、おしゃれの啓蒙家であるMBさんの存在を知ったのが先週。
なんだこの人は!!!
1冊目として手にしたのが『幸服論』(扶桑社、2018)。
おしゃれ指南書かと思ったら、珠玉の言葉が飛び出すビジネス書で心に刺さった。
付箋を貼った部分をここに留めておく。
目次
「会社のために役立つより、日本人男性全員の役に立つほうがいい」(36頁)
この文章からわが身を振り返る。
サラリーマンとしての私は、組織の中で物わかりのよい人でありたい自分と、社会に役立つことをしたい自分との間で苦しんでいた。
自分の立ち位置に覚悟がなかった。
社会ではバランスも必要だが、尖った意志があったならば、もう少し善戦できたのではないかと思う。
「目標には上位目標と下位目標があります」(114頁)
この発想は、働く上での戒めになる。
上位目標を目的、下位目標を手段と置き換えると良いという。
日々の仕事でも手段に囚われて目的を失っていることは、自覚できるな。
「10年以上会社を続けていくには、いかに創造性を止めさせないかが重要になります」(146頁)
大きな組織にいた性で、代用の効く仕組みを作ることも仕事であった。
「仕組みをつくらないことが創造性や思考力につながる」とあり、冷や汗をかいた。
自分らしさで差別化を図り、相手を喜ばすことを肝に命じて生きていきたい。
それにしても、人間のクリエイティブな脳は40歳前後がピークという記載が……。
そこは謙虚に、努力し続けるということで理解しよう。