退職から独立して一周年、流木のように

去年の今日、

20年と6ヶ月過ごした職場を去った。

   

1ヶ月以上の”有給休暇”を残したまま。

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それだけが心残りである。

   

そんな冗談はさておいて、

良くも悪くも”守られた場所”に

ずーーーっといたのだな、と思う。

   

去年の今頃、

希望はあったが

”未来”は思い描けなかった。ㅤㅤㅤㅤㅤ

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四十数年、

社会の仕組みを知らずに

毎日を過ごしてきたからだ。

   

ある調査によると、

私は”慎重性”が低い。

   

だから私は世のシステムを知ろうと

好奇心だけで

新たな世界に踏み込めた。

    

それでも実行するまでに

5年の月日が経っていた。

   

      

本音を話すと、

退職後の懸念事項は”体重”だった。

    

気のせいかもしれないが、

身体が重いと

心も行動も鈍くなる。

   

スポーツは眼中になく、

ラジオ体操と通勤がこれまでの運動だった。

    

一日数百歩の引きこもり生活になり、

着実に”筋肉”は”脂肪”に変化した。

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しかしながら、

この一年、

目方は一キロの増減もしなかったことよ!

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話を戻す。

   

     

2020年10月1日から

私の世界は広がった。

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新たな現実に触れ、

決断する自由と怖さを知った。

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毎日が学びだった。

毎日が試練でもあった。

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そして、毎日にわくわくした。

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眠りたくなかった。

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しかし、

来年のことは”体重”と同様に

全く予測が立たない。

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きっときっと世間知らずはそのままに

”出会い”に支えられ、

進んでいくのだろう。

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ただ、生きて行く。

ただ、流れて行く。

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いつかは味わい深い”流木”になり

その使命を終えるのだ。

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後戻りは、しない。

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#退職記念日

#一人語り

#栗の実がなる頃

     

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