育休中のリスキリング考~批判する人生なんて私は嫌だ~

なにやら沸いている。
政治家への批判ばかりでなく、
ものごとが進展するきっかけだと思いたい。



個人的な体験から。

第二子が3歳になったタイミングで
私は修士課程を受験した。


当時は博物館施設の職員。
日常業務だけでは将来行き詰る、
“学びの時間”が必要だと感じていたから。

休職して無給でも通う心づもりだった。

ただ、さいたま市役所には学びのための休職制度はない。
(教職や近隣の政令市にはあった)

勤務終了後、その足で学校に向かい、
年休を活用して授業を受けた。

その途中で第3子を妊娠。
臨月まで通学し、
出産時は運良く夏休み期間の最中だった。

お腹の膨らみは目立たない体形で
最終日のエレベーターの中で友人らに気がつかれた程度。

産休・育休期間も私は学びを諦めたくなかった。

私のアイデンティティーだったのかな?

人事課に確認を取った。
週2日は誰でも休業という前提だからその範囲でなら、という了承を得た。

     

すぐにでも通学したかったが、
家族の願いもあり産後2ヶ月目で私は復学した。

幼過ぎて頼める保育園もシッターもまだなかった。

搾乳した母乳とともに
乳児を実家に寝かせ学校に向かった。

私は運が良い。

両親が協力的だったし、
赤ん坊は、ほとんど泣かなかった。

それでも往復2時間半の通学だから
授業90分と図書館10分というとんぼ帰りの滞在がやっと。

そのうち母親が乳児を抱えて電車に乗り、
授乳20分間のために都内とさいたまを往復するようになった。

大学へは、昼休みの空き教室の借用を依頼してみた。

赤ん坊が泣いたら困ると事務的に断られた。
昼休みだから泣いてもいいじゃない、
授乳時に泣く子はいないけれどね、と私がちょっぴり泣いたっけ。

それでも私は運がいい。

大学近くの逓信病院の待合室で人混みに紛れて授乳し、
午後の授業に出席できた。

赤ん坊が4ヶ月目に入ると
大学そばの無認可保育所の世話になった。

一日、1万円で預かってくれた。

朝の満員電車に一緒に乗り込む。
授乳のたびに5分で戻れる距離が有り難かった。

帰りは黄昏泣きをするからしばしば途中下車をした。

駅前に駐車していた車に乗り込み
学童と保育園で待つ上2人をピックアップして家路を急いだ。

そんな無我夢中の育休期間を経て職場復帰。

無事に修士課程を修了した私は、懲りずに次の課程に進んだ。



以上、私は思いがけず
育休中のリスキリングを経験した。

とりとめもなく書き連ねたが、
環境に恵まれ、運の良さが存分にあったと自覚する。

仕事のための取り組みであり
自費であっても、
「育休期間」の活動であることの非難を恐れて
慎ましく通っていたことも事実。

それでも嫉妬の声を聞いたから
後押しがあったならきっと嬉しく感じたかもしれない。

ただなんとなく、
私は後押しがあってもなくても非難をされても
自由にやりたいことをやりたいな、と思った。
(まとまらない笑)

  

 

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