2%の変わり者に贈る広報のヒント~サントリーの広告「新成人」からのインスパイア~/広報PRレターvol.186

 
昨日は「成人の日」でしたね。
 
 
 
ニュースやSNSで
私と同世代のお子さんが
成人式を迎えた姿をたくさん拝見し、
 
「そんな年齢なのか!」と驚きました(笑)
 
 
 
稀に見る大雪だった、
自分の「成人の日」を懐かしく思い出しました。
 
 
 
 
さて、成人の日といえば、
毎年楽しみにしている

サントリーの新聞広告「新成人」。

 
 
 
1979年から続くこの広告が、
今年は三谷幸喜さんにバトンタッチされていました。
 
 
 
朝日新聞、読売新聞、日経新聞で確認!


 
 
 
「あの頃の僕へ。」というタイトルのもと、
三谷さんは、
 
「生きるヒントを語れるほど、成熟した大人ではありません」
 
と謙虚な姿勢で、
相変わらずのユーモアたっぷりに語りかけています。
 
 
 
昨年まで担当されていた伊集院静さん(2023年11月逝去)の
語り口とはまた違った魅力があり、
人選もその内容も毎年、味わい深い広告記事です。
 
 
↓サントリーの公式Twitter(記事を全文読めます!)
https://x.com/suntory/status/1878713597154803767
 
 
 
サントリーというお酒メーカーならではの、
「成人の日」に寄り添い続けているこの広告ですが、
 
 
新聞を日常的に読む20代の若者は少ない!
 
※大人もですが
 
 
総務省の「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると
 
 
20代の、
新聞に対する信頼度は
10パーセントながら、
 
 
新聞を利用しているのは
2パーセント以下。

 
 
 
つまり、新聞を読む若者は、
「2パーセントの変わり者」というわけです。
 
 
 
ただし、個人的に
「2パーセント」は大事にしている数字です。

 
 
  
その根拠は、
助産所で子どもを産むのは
「2パーセントの変わり者」と私自身が言われた経験から。
 
 
 
2パーセントの存在こそ
社会は切り捨ててはいけない、と思うわけです。

 
 
たとえば、
 
・世界人口における天然赤毛の人の割合
・IQ130以上の天才の割合
 
など
 
 
説得力があると思いませんか(笑)
 
 
 
※改めて調べたところ、
現在、助産所で生むのは0.5%以下でした
超ニッチ……

 
 
 
話しを戻すと、
サントリーも広告を通じて
「2パーセントの存在」に向けて発信を続ける姿勢に、
新聞ファンとして感動を覚えています。
 
 
 
取材記事ではなく
 
 
広告であるにもかかわらず、
社会に向き合い、
思いを丁寧に伝えることで信頼感が生まれる。
 
 
 
この姿勢には学ぶべきことがたくさんあると感じます。
 
 
 
新聞だけでなく、
自社サイトやSNSといった選択肢が増えた今、
みなさんは、
自分の思いをどんな形で伝えていますか?

 
 
 
手段やメッセージの伝え方次第で
届けたい思いの響き方も変わります。
 
 
 
重要なのは、企業規模の大小ではなく、
「思い」と「真摯な姿勢」。

 
 
 
それがあるからこそ、
見る人の心に響き、長く記憶に残るのだと思います。
 
 
 
私も広報活動を通じて
「思い」を丁寧に届けるお手伝いをしていきたいと思います。
 
 
 
2%の存在だと自認する方は、
なにかの形でご一緒しましょう(笑)
 


 
  

 PRプロデューサー 藤田智子

    
 
 
 
 
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