お盆を過ぎたら……

先週は、プチプチの日でしたが、
8月15日は「終戦記念日」。


正式には、
「戦没者を追悼し平和を祈念する日」だそうです。

厚生労働省HP
8月15日は、戦没者を追悼し平和を祈念する日です。 | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)

戦没者の遺族のインタビュー記事が
新聞の紙面を割いています。

戦後77年も経つとなると
記憶の確かな人が少なくなる印象。


今年の私は隅から隅まで一通り読んでいます。



今回は脱線して、おススメの本を一冊ご紹介します。



中村稔『私の昭和史』(青土社)

私の昭和史 | 中村 稔 |本 | 通販 | Amazon

です。


2004年5月1日刊行、
私は、2004年の8月15日に購入していました。
(Amazonの履歴!)



中村稔さんとは、
特許を専門とした弁護士・弁理士、そして詩人
です。


1927年生まれの95歳。
現役!

そして、さいたま市の住民です。



私が就職した2000年から

・文学館事業の立ち上げ
・文学賞の設立

で大変お世話になった方なのです。



「芸術院会員」であり、
丸の内のビルに事務所を構えており、
22歳の若造にとって
よく分からないけれど大きな大きな存在でした。



自宅にお邪魔して「鰻重」を頂き、
出張先のホテルでは朝食をご一緒するなど
役得で関わらせてもらいましたが、
人一倍、寡黙な方でした。


煙草を燻らせながらも
きっと高速回転で考えごとをしているのだろうな、
と先生の動作をじっと見つめていたことを思い出します。


多くを語らない
瀟洒な中村先生が
『私の昭和史』という作中では
大いに語ることに衝撃を受け、

それだけでなく
鮮やかな描写によって
戦前の何気ない日常風景が
しっかり脳裏に浮かび上がった
のでした。



折しも、
『私の昭和史』発売の3ヶ月前、
半藤一利『昭和史』(平凡社)が話題になりました。
(2004年2月11日発売)

昭和史 1926-1945 | 半藤 一利 |本 | 通販 | Amazon

中村先生の出版は、
この本の陰に隠れてしまったと
とても残念に思った記憶があります。



ところで中村先生は、
22年前に
私と「広報」を繋げてくれた張本人です!



詩人を対象とした「高見順賞」の
選考委員を務めていらした中村先生。


賞の立ち上げに伴い、
「高見順賞」の広報担当者と繋いでくださったのです!


そのご縁で私は、
何も知らない広報の「いろは」を教わりました。
(文学賞どころか仕事そのものが新人!)



振返ると、
歴史ある「高見順賞」そのままの広報と
言っていいほどです。
(2020年で「高見順賞」は終了しました)


掲載誌が違っただけかもしれません。



一人で地域のメディアを回り、
選考会の前後にはfaxで
大手メディアに情報を送りました。


文芸に精通する記者へも直接連絡し、
「表彰式(贈賞式)」にもお呼びしました。


全国的な賞にするために
認知を広げ、信頼を上げる行動です。



と、「終戦記念日」の話題が
中村稔先生の著書、
広報へと繋がりましたね。
(無理やり!?)



そして、お盆が終わります。



甲子園の試合も徐々に終盤。


地域のメディアの紙面には
隙間が出てくる頃かな?と
今回もリリースを書きました。

↓中村先生のご著書



ところで、先週の大声(大文字)での
Facebookグループ「メディア掲載」のシェア
の呼びかけに対して対応してくださり、

ありがとうございました!

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「メディア掲載」の実績は積み上げられることが
「広告掲載」との大きな違いです。


些細だと感じる内容でも構いません。
「メディア掲載」は”
スモールステップ”で進めていくものだからです。


皆で「メディア掲載」を目指していければと思います!


↓こちらの投稿です。



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「広報PRレターvol.55」より


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