オモシロイを真面目に広げたい/ハズカシイは時の経過とともに

オモシロイを真面目に広げたい/ハズカシイは時の経過とともに

まずはミッションについて

PRでできること。
fujitomo-PRだからできること。

サービスへの理解とお客様の成果のために
考えていきたいテーマである。

PRは、戦略的な活動ではあるが、
感情エネルギーも大切だと実感する今日この頃。

   

そこで…

   

新たなミッション(使命)の御披露目。

   

あたなのオモシロイを真面目に広げたい!

   
「オモシロイ」という感覚は人それぞれ。


しかし、「オモシロイ」は
物事の真髄や価値を捉えているとも思う。
   

博物館活動では
地域に根差した施設の学芸員として
縄文から昭和まで幅広い時代、
そして民俗、歴史、建築、自然科学など多様なジャンルを扱ってきた。

   

古代の文献史を学び、
近世文芸に興じた私に専門性だけで対応することは
所詮、無理なことである。
   

ただ、初めて触れるものごとであっても
必ず「オモシロイ」があった。

それが活動する原動力になっていた。

私が感じたように
あなたならではの「オモシロイ」を
見つけてもらいたいと仕事に取り組んでいたのである。   

   

そしてPR活動に話を戻すと、

あなたの思う「オモシロイ」を引き継ぎ、
私の感じた「オモシロイ」を掛け合わせ、
誰かが見つけた「オモシロイ」に昇華させていきたい。

 

スチャダラ(スチャダラパー)風にまとめると、

「オモシロイことがしたいなりーー」

である。

  

正しい歌詞は「温かいところに行きたいナリ」。
(「トラベルチャンス」byスチャダラパー)

(1994) スチャダラパー – トラベル・チャンス (Crab Tunin_) – ニコニコ動画 (nicovideo.jp)

  

どうぞそんなfujitomo-PRにインスピレーションを得た方は、
是非、お問い合わせください。

    

そして、話は180度変わります   

   

ところで今日、
幼少期のあることを思い出し、一人笑った。

   

誰にもまだ公言したことのない、
10本指に入るほど「ハズカシイ話」である。
(意外に多いね)

   

すでに時効だと思うし、
誰か一人くらいは共感してくれることを期待する。
そうすれば私の辱めも癒されるのではないだろうか。

※食事中の方は避けてください。

 

それは、小学1年生の初夏のできごと。 

  

当時の私の小学校では、
毎年、感染予防を目的に
「ぎょう虫検査」が行われていた。

      

同世代の皆様は、覚えていらっしゃるだろうか?

青い二重の円が印刷され、
糊のついたセロファン2枚の試験紙を。

一日目の朝、片方のセロファンをそっと剥がし、
肛門にペタリと命中させる。

二日目の朝、もう片方のセロファンを剥がし、
やはりそっと肛門を押さえる。

最後は合紙(あいし)を抜き、
クシャクシャになったセロファンを密着させて提出する。

試験紙用の小さな白い紙封筒には、
キューピー風のイラストが描かれていた。

   

上級生の一人の男子に”天然パーマ”を理由に
「キューピーマヨネーズ」と呼ばれていたから
このイラストは変な思い入れがある。

 

担任の先生は言った。

「ぎょう虫」は体内で悪さをすると
”集中力”がなくなって
じっとしていられなくなる、と。

   

健気に耳を傾ける自分がそこにいた。

 

特別な自分を感じて

    
ある時、先生が教室の入り口で
ひそひそと廊下にいる誰かと話す姿を見かけた。

なんとなく気になった。

しばらくすると、
私一人だけが廊下に手招きをされた。

そこには保健の先生が立っていて
私に「ぎょう虫」検査の結果を厳かに伝えてきた。

「陽性」だったのだ。

対面で伝えられたことで
「事の大きさ」を小1ながらも理解し、
「他言無用」だと悟った。

当時からネガティブに
「人と違う自分」を気にしていた私は、
科学的に”違い”を証明されたことで茫然自失。

教室の笑い声が廊下にまで響き、
無邪気な同級生の存在が心底うらやましかった。

 
保健の先生から茶封筒も手渡され、
そこには新たなキューピーの姿が見えた。

     

教員だった母は慣れたもの。
「陽性の結果」に驚きもしなかった。

近所のスギヤマ薬局で
「虫下しの薬」を購入してくる手際の良さだった。


家族全員でしばらくの間、薬を飲み続けた。 

  

都会から通ってくる先生に
「畑から取った野菜は
しっかり洗わないと”ぎょう虫”になるのよ」
と教えられていたので、

”スーパーの野菜”ではなく、
祖父母の畑の野菜を食べる自分は
田舎臭いと少し恥じるようになった。

「陽性」になった直接の原因は
おそらく私が爪を噛んでいたからだと思う。

 

無邪気でいたいのに

 

そうして迎えた「再検査」の日。

“最悪の事態”を避けるため、
こっそりとお風呂で体を清め、再検査に挑んだ。

案の定、検査結果は「陰性」になった。

   

プールの開始とともに
私も無邪気な小学生の仲間入りをしたはずだった。

   

「ぎょう虫検査」はしつこい。

   

一学期の終わりに受け取った「通知表」の裏に
「ぎょう虫検査(+)」
と記載されていた。

    

悲しいかな、
再検査の「陰性」結果は無下にされたのだ。
(そもそもインチキだが)

    

以降、「通知表」が苦悩の種になった。
   

教室での受け渡しや祖父母・叔母への報告のたびに
私は”裏”を隠し続けた。

    

3月の終了式が終わり、
「通知表」がいよいよ自分の所有物になった。

決して、私は安堵せず、
母のペンケースから砂消しゴムを借りて
「+」の文字を削った。

明らかに不自然な滲みが広がって
私は引き出しにそれを封印した。

    

そしてその翌年も
その翌々年も
私は丁寧にお尻を清め「ぎょう虫検査」に立ち向かった。

   

    

ところで、私の”活発性”は上位……
(ストレングスファインダー調べ)

   

気のせいです。気のせいです笑

もう、爪は噛んでいない。

  

※2016年3月まで「ぎょう虫検査」が行われていたそうです。
小学校からぎょう虫検査が消えたのはなぜ?ぎょう虫の症状・感染力 [子供の病気] All About

   

 

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