先週から「プレスリリースを書ける人」を増やす
KUWADATEがスタートしました!
受講者は、男性も女性もいらっしゃり理想の形です。
しかも、
・多数のクライアントを抱える秘書事務の方
・社長の傍らで成果を出されている社員の方
とKUWADATEにピッタリの
素敵な方ばかりが集まりました!
豊富なご経験やスキルをお持ちですが
全員、広報PR未経験!
ということで、
1日目は、広報PRの基本のお話&ワークをしました。
3ヶ月間の変化が今からとても楽しみです。
また、ご報告させていただきますね。
さて、5月23日は「粋狂の会」物見遊山編と称し、
リアルなイベントを開催します。
「物見遊山」とは、
気晴らしに遊びに出かけるという意味。
こちらも、
5名の粋狂な方々が集まりました!
メインは、
たばこと塩の博物館(墨田区)の企画展。
「大田南畝(おおたなんぽ)の世界」を見学します。
なぜ、江戸文化こだわるのか?
なぜ、江戸の文化人にこだわるのか?
今回の大田南畝を例にすると、
大田南畝は下級の幕臣。
江戸・神楽坂付近で誕生した人物です。
直次郎が通称名で、
大田南畝はペンネーム。
幼いころから遊びよりも読書。
18歳で辞書的な書籍を刊行するほどの秀才でした。
その一方で、
学びを下敷きとしたオモシロ本も19歳で出版。
一躍、有名になりました。
その名も『寝惚先生文集初編』。
タイトルだけでもおかしい……。
有名な平賀源内の後押しもあったそうです。
このころの江戸文化は本当にオモシロイ!
みなさんの学生時代の授業を思い出していただくと、
田沼意次の政治が行われていた頃です。
(18世紀前後)
江戸時代の文化人は、
複数の名前を持ち合わせていました。
俳諧を読むときは俳号(俳名)、
絵を描くときの画号(雅号)といった具合です。
大田南畝も、
蜀山人(しょくさんじん)、
四方赤良(よものあから)など。
その弟は、立派な兄との差異から
多田人成(ただのひとなり)と称していました。
自虐的なのに雅号を名乗り、
文化的な趣向を持っているのがオモシロさ。
5代目団十郎の雅号は、花道のつらね。
当時の人気歌舞伎役者。
花道を連ねて歩くので絶妙な雅号です。
板元蔦屋重三郎は、蔦唐丸(つたのからまる)。
戯作者恋川春町は、酒上不埒(さけのうえのふらち)。
このように洒落たり、うがったり。
自分を客観視して表現する器量が
伝わりますか?
何者であり、何者でない。
一つの名前や立場に固執しない
懐の広さ、自由さが粋だと思うわけです。
男性だけではありません。
節松嫁々(ふしまつのかか)と、
女性も活躍していたようですよ^^
(とはいえ、松平定信の「寛政の改革」言論統制で
私の好きなジャンルの俗文化は衰退していきましたが)
現代にも通じる、
軽やかで知的なオモシロさ。
同じ日本の島国で起きた、
たった200年しか違わない文化です。
失ってしまったら勿体ないと思いませんか?
PRは
社会とのコミュニケーション活動だと
お伝えしています。
コミュニケーションは、
共通の知識を土台に緩やかに築かれるもの。
例えば、サツマイモは、
生産地の川越と江戸の距離から
その美味しさを
「栗より(9里4里)甘い十三里」と呼んだり
栗(9里)に近い味としてサツマイモを
「8里半」と表示したり、
宣伝文句も粋。
江戸の、押し付けがましくない、
大らかな表現方法に憧れます。
ということで無理やりなまとめですが、
「粋狂の会」で江戸に学び、
「KUWADATE」に繋げ、
PRの世界を広げて参ります!
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PRプロデューサー
藤田智子
「広報PRレターvol.99」より
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