お変わりございませんか？
わが家は大きな変化がありました。
週末に、妹の旦那さんが亡くなったのです。
享年49歳。
「ジョン」の愛称で親しまれていた
マレーシア人です。
通算30年ほど日本に住んでいるので
日本人でもありますよね。
20年来、
親戚関係というだけでなく、
ジョンの優しさとユーモアのおかげで
かけがえのない思い出を
たくさん持つことができました。
そんなジョンに
病名がついて１年４ヶ月。
自宅のベッドの上で安らかに旅立ちました。
先日は、谷川俊太郎さんが亡くなり
追悼文があちこちのメディアで見受けられました。
一般人ですが、
ジョンの生き様を伝えたい、
という心境になり
今日は追悼号としてメルマガをしたためています。
Facebookの告知と全く違う内容で
ごめんなさい。
でも、気持ちを紛らしては
人生に失礼だと思うのです。
とはいえ、追悼文とするほど
気持ちはまとまらず、筆致の力量もなく……。
ということで
思いのままに、進めます。
ジョンと妹、二人の出会いは日本です。
（ちなみに私は４姉妹の長女。
妹が３人おり、
今回の「妹」とは三女を指します）
少し訳ありではありますが、
ジョンを追って
未成年の妹が日本を飛び出したストーリーは
まさに大恋愛！
現地で困った時に備えて
日本大使館の情報などを妹と調べたことは
今では笑い話のエピソードです。
私が実際にジョンと初めて会ったのは、
2004年、マレーシアでの結婚式でした。
中華系の結婚式は、賑やかでカオス！
滞在期間には、
大型バスをチャーターして
家族みんなでお墓参りに行ったり、
親戚の家を訪問したり、
オーバーヒートして火が出たり、
ダブルブッキングで全員が帰国できなかったり、
当時の情景がありありと思い浮かびます。
ジョンと妹が
一人娘を連れて日本に帰ってきたのは
確か、2010年ごろ。
私はその間に、
出産の手伝いを含めて
3度ほどマレーシアに渡りました。
病院では、
いつお見舞いに行っても
赤ん坊に出会えなくてやきもきしたり、
（妹さえも！）
日本大使館に
ジョンと出生届を恐る恐る出しに行ったり、
懐かしいばかりです。
いつも熱く夢を語り続け、
寡黙な妹とは真逆のタイプ(笑)
・自分の好きなもの、こと
を極めながら
・相手の好きなもの、こと
も自然体で大事にしてくれる
温かい人でした。
特に、子どもたちへの可愛がり方は
愛情に溢れんばかり。
見ていて非常に心地良いものでした。
我が子含めて
子どもたちはみんな、
お洒落で格好良くて
優しくてタフな「ジョンくん」が大好き！
もちろん、妹もジョンが大好き！
まさか、私たち４姉妹の夫婦の中で
一番先に逝ってしまうとは
誰もが思ってもいなかったと思います。
両親の影響もあって
私たち4姉妹は
仲が良いほうだと思うのですが、
この１年間は、
いつも以上に会う機会を増やし、
旅行もたくさんしました。
ジョンのおかげです。
生きていることへの感謝と
一瞬一瞬を一緒に過ごせる奇跡を
たくさん感じることができました。
丁寧に穏やかに
希望を持って生きていたジョン。
私が前職を退職した際に
かけてくれた言葉は一生忘れません。
↓【独立記念日】2020年10月1日
https://www.facebook.com/share/p/1U8rD5rytj/
ジョン温もりを
これからも感じながら
ジョンに恥じないよう、
妹と共にこれからを歩みたいと思います。
みなさんとの出会いも
偶然の賜物です。
人生と人生の交差。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします！
PRプロデューサー 藤田智子
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