今回は「相手の期待値を勝手に決めない」 というテーマでお届けします。
これは、最近の私の戒めでもあります。
日曜日、娘がバレンタインのお菓子を作っていました。
当日は渡せなかったものの、
「やっぱり作ろう!」と遅れて準備。
ただ、作りながら娘は、
「美味しいかな…」
「相手の好みじゃなかったらどうしよう…」
とできる前から大騒ぎ!
私は娘にこう話しました。
「まずは、自分がこれを贈りたい’と思って作っているのだから、
それを届けることが大事じゃない?」
「相手の反応を勝手に決めて
結果まで操作しようとするのはおかしいよね?」
この瞬間、ハッとしました。
「これ、私の仕事のことだ!!!」と。
私は日々、クライアントの広報活動をサポートしています。
その目的はさまざまです。
・認知度を高める
・広報のノウハウを学びたい
・売上や採用に繋げていきたい
・事業拡大の土台を作りたい
・お任せて動きたい
でも、私は気づいてしまったのです。
クライアントのために全部を叶えようとしていた
広報は、企業と一体となって進めるもの。
それなのに「私がどうにかしなければ」
という思いは、どこか傲慢だったのでは?と思うのです。
娘が「相手の反応をコントロールしよう」としていたのと同じこと。
メディアアプローチでいうならば、
広報もまずは「届けること」が大事。
その先の反応(成果)は、
受け取る側が決めることなのです。
これは、広報に限らず、
どんな仕事にも当てはまることかもしれません。
さて、話は変わりますが、
今年の大河ドラマ「べらぼう」も第8回を迎えました。
御覧になっていますか?
今回のエピソードでは
「黄表紙」 が登場しました。
実はこれ、私が大学院時代に専攻していた
ど真ん中のジャンルです!
時代考証が入っているとはいえ、
ドラマなので史実にはない出会いや展開も多く、
学術的には「おや?」と思う部分がたくさん出てきます。
でも、それが「物語」の面白さでもありますね。
史実を補完するなら
こちらのサイトがオススメです!
↓ NHK財団が運営するステラnet「べらぼう」コラム
https://steranet.jp/list/program/%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E
しかも今回の執筆は、
私の恩師・小林ふみ子先生です^^
↓べらぼうコラム#8 青本から「黄表紙」へ
https://steranet.jp/articles/-/4111
鱗形屋『金々先生栄花夢』出版が、蔦重のその後の成功につながった!?
ドラマにあやかり、
江戸の出版文化をテーマにした企画展が各地で開催中。
これは行かねば!!見逃せません。
↓國學院大學博物館 企画展「江戸の本屋さん – 板元と庶民文学の隆盛 -」
http://museum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibition/detail/2024_edohon.html
↓ 東京国立博物館 特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」
https://tsutaju2025.jp/
東博の特別展は4月からですが、
前売りを購入してスタンバイしています。
「一緒に行きたい!」という「通」な方は、
粋狂の会を開催しますのでぜひメッセージください(笑)
最後に……
仕事でも、日常の小さな気づきが
広報に活きることがあります。
今回は「相手の期待値を勝手に決めない」
というテーマでお届けしました。
広報活動でも、日々の関わりでも、
「相手にどう思われるか」ではなく、
まずは自分が伝えたいことを丁寧に届ける。
その姿勢が大切なのかもしれませんね。
PRプロデューサー 藤田智子

↑毎週月曜日には最新情報「広報PRレター」をお届けします
・PRしたいけれど何から始めたらよいか
・メディア向けのネタが自分にあるのか
・こんなことはプレスリリースにできるのか?
などご相談は「体験セッション」をご利用ください
*Instagram
https://www.instagram.com/fujitomopr/?hl=ja