社会人となって、21年が経過した。
私の仕事へのこだわりについて
述べてみる。
私は、基本的に断らない。
仕事を頼まれて
断ったことの記憶が、ほぼない。
大きなものから小さなものまで、
ほぼない。
できる確証があって
引き受けた訳では全くない。
最後にバンジージャンプを飛ぶ心地になり
後悔したこともたくさんある。
けれども私は、
ほぼ仕事は断っていない。
何を事例にあげようか。
<屋内消火栓の隊員>
ある期間、
消火活動の練習を続けて
屋内消火栓大会に出場した。
「放水、はじめ!!」
と大声で叫んだり、
ホースを抱えてダッシュをしたり
かなり恥ずかしい任務だった。
あとから、
ひとつ上の先輩が断っていたことを知って驚いた。
<講座の挨拶>
初めての講師紹介では、
講師の名前だけを呼んで終わった。
プロフィールが緊張のあまり
読めなかったのだ。
(何も指摘されないことも恐ろしかった)
「この仕事は100万円」と
暗示をかけているうちに慣れていった。
<新人研修講師>
200人という数字におののいて
職場のバケツで足湯して向かうほど
緊張した記憶がある。
結構、楽しく終えた。
これらは偶発的なイベントだが、
事務仕事も頼まれると
何でもやっていた。
私のこだわりは、
実は、「断らないこと」ではない。
「頼んでくれた人の眼識を信じてみること」
これに尽きる。
ただし、眼識を信じるのは2~3度まで。
私は飽き性なのだ。