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職業観が全否定された良書『科学的な適職』

職業観が全否定された良書『科学的な適職』

就職活動を行う学生の大概は「自己分析」をする。

一つ上の、真面目な夫は確かに学生当時、その自己分析を超真面目にやっていた。

当時の私は自己分析に見向きもしなかった。

自分の直感を過信し、自信にみなぎっていたから。

しかし、仕事でたくさんの壁にぶつかり、自分自身を問い直し、5年前から私は自己分析を試み始めた。それも、執拗に。

自分がどういう人間であるかがようやく分かり始めた頃、鈴木祐『科学的な適職』(クロスメディア・パブリッシング、2019)に出会った。

この本によって、私のこれまでの職業観が全否定された。

一方で、この本のおかげで5年越しの自己分析の苦しみから抜け出すことができた。

もっと早く知っていたかった「必読本」である。

これまでの仕事選びはすべて幻想

今まで正しいと思われてきた仕事選びはすべて幻想である、と著者は説く。

20年前の私の就職、つまり「好きを仕事」にしたいと「職種」を「感性」で選択したことは、全くの間違いだったのである。

衝撃である。

さらに、この5年で私が取り組んできた自己分析によって適性な職業を推し量ることも、著者のいう適職探しの方法ではなく、むしろ「大罪」なのであった。

このことを知り得ただけでも読む価値あり、の作品である。

しつこいが。

仕事の幸福度を決めるものとは

裁量権がないと、ツンとしてしまう自分。

ルーティンワークが苦手で多様な作業や達成感がないとポンコツな自分。

人間関係が良くないと全く捗らない自分。

これらの私の姿は、著者の提示する「仕事の幸福度を決める7つの徳目」から踏み外したが故の結果であった。

つまり、私の苦悩の要因は……

仕事に「自由」がないから、

「達成感」が感じられず「多様」な業務でないから、

「仲間」がいないから、であった。

仕事内容の不満でも職種の不一致が理由でもなんでもなかった。

著者の提示する「仕事の幸福度を決める7つの徳目」のうち、私は特に「自由」を重要視していたようである。

自由への渇望ということだ。

あなたはどっちだ。

自分が攻撃型か防御型かのいずれかで仕事への取組み方が異なるという。

自分に合った働き方をすることが、仕事の満足度を上げる。

攻撃型-仕事を効率的に進める意思が強く、その分突き詰めて考えず進める人

防御型-自分の義務を果たすのが仕事で、失敗を恐れて行動する人

真逆の発想であるから、両者の行動・結果は全く違う。

これを読んで、私は脳みそが崩壊した。

いかに自分が行動指標に無知であったかを思い知った。

職場の人たちをこの型に当てはめてみると、それぞれの同僚の言動がよく理解できる。

しかも、安心・安全がキャッチコピーの公務員の性か、防御型タイプの人が圧倒的多数を占めている気がする。

ちなみに、私の言動は家族も認める超攻撃型で、なるほど職場では異端児になってしまう。

防御型はそんな私を「鬱陶しい!」と思っていたはずである。今更ながら、申し訳なく思う。

ただ、私も防御型が超鬱陶しいことこの上なかったのだよ!!笑

後半は、様々な解決策が論じられている。興味を持たれた方は手に取って読み進めてみてほしい。

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